最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~

 生まれる前に、母親を守るために守護魔法を使ったというセシリアが、「護り子」ならば。
 「忌み子」とは、母親を守ることができなかった子供を指しているのではないか。
 そしてフィンが口にしたその言葉に、アルヴィンは悲しいほど敏感に反応していた。
(アルヴィン……)
 セシリアがその言葉の意味に気付いたと知ったのか、彼はセシリアを抱きしめたまま、その金色の髪に顔を埋める。
 抱きしめられているのに、まるで縋られているようだ。
 支えたくて、守りたくて。
 セシリアはアルヴィンの手を、ぎゅっと握りしめる。
「少し、話そうか」
 その温もりに励まされたように、彼は、今まで語ることのなかった過去を少しずつ話し始めた。
「俺の生まれた家は、魔力の強い人間を多く輩出している。学園で例えるなら、一族ほぼ全員が、Aクラスの力を持っているようなものだ。とくに俺の父は強かった。その実力は、一族の中でも突出していたらしい」
 この国での、セシリアの父であるブランジーニ公爵のような存在だったと、彼は語った。