最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~

「ああ。俺が守護騎士になってから、公爵夫人の強い希望で、ときどきセシリアの様子を報告していた。娘の様子が知りたくてたまらなかったようだ。自分の身体が弱いせいで色々と我慢をさせてしまった。その負い目があって、娘に素直に会うこともできないと言っていた」
 その母にアルヴィンは、セシリアが政略結婚は嫌だ、とくに王太子妃には絶対になりたくないと泣いていたと訴えた。
 母は、自分が恋愛結婚であること。そして父が兄の母を娶ったことで、つらい思いをした過去がある。娘には恋愛で泣いてほしくない。そう言って父に、魔法契約をしてほしいと訴えたようだ。
 そうなったら母の願いを、父が叶えないはずがない。
「ブランジーニ公爵からの条件は、セシリアが忌み子ではないこと。それは、魔力の測定試験で証明することができた。実際には忌み子などではなく、護り子だったが、公爵にとってはどちらでも同じだったようだ。むしろ魔力がない方が、安全だと思った」
「……っ」
 ふいにアルヴィンの口から出てきた「忌み子」という言葉に、セシリアはアルヴィンの手を握りしめた。