最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~

 ゲームの内容と違うところを見つけるたびに、少しずつ不安が募る。
 これから、この世界はどうなっていくのだろう。
「脳筋(バカ)のことまではわからないな」
 悩むセシリアに、アルヴィンはあっさりとそう言う。その言い方がおかしくて、思わず声を上げて笑っていた。
「脳筋(バカ)って……」
「騎士には多い。そんなことより、俺に聞きたいことはないか?」
 そう言われて、セシリアは両手を握りしめた。
「……たくさんあるわ」
 魔法契約のこと。
 結界のこと。
 そして、フィンが言い捨てた言葉のこと。
 でも最後のひとつだけは、聞いていいのかどうかわからない。きっと、いままで話そうとしなかった過去に関連のあることだ。
 それでも、知りたいと思う。
 知っていれば、もっとアルヴィンの心と寄り添える。
「何から聞いたらいいのか、わからないくらい」
「何でも聞けばいい。セシリアに話せないことはない」
「……本当に?」
「もちろんだ」
 セシリアはしばらく考えたあと、自分の腰に回されているアルヴィンの腕を見た。