「王太子殿下と王女殿下がいらしているのに、守護騎士の背後に隠れたままの公爵令嬢も、かなり非礼だと思うけれどね」
冷笑を浮かべながらそう言ったフィンだったが、急に部屋の中が冷え込んだのを感じて、顔を引き攣らせる。
「アルヴィン、駄目よ。わたしなら大丈夫だから」
それが、急激に高まった魔力のせいだと気が付き、セシリアは慌ててアルヴィンの袖を引っ張る。
だが、アルヴィンの瞳は鋭いままだ。
ダニーの挑発は聞き逃していたが、セシリアを悪く言われて、受け流すつもりはないらしい。
「フィン、下がれ。彼を怒らせてはいけない」
アレクは鋭い口調でそう言うと、すぐにセシリアに謝罪をした。
「すまなかった。あなたと話をしたかったので、妹に頼んで同行させてもらった。少し時間をくれないだろうか」
ダニーとフィンは悔しそうに目を伏せるが、勝手に挑発して王太子を謝らせたのは自分たちだ。
「……わかりました」
さすがに王太子にここまで言われてしまえば、拒絶することもできない。セシリアはアルヴィンの背中から少しだけ顔を覗かせて、そう返事をした。
冷笑を浮かべながらそう言ったフィンだったが、急に部屋の中が冷え込んだのを感じて、顔を引き攣らせる。
「アルヴィン、駄目よ。わたしなら大丈夫だから」
それが、急激に高まった魔力のせいだと気が付き、セシリアは慌ててアルヴィンの袖を引っ張る。
だが、アルヴィンの瞳は鋭いままだ。
ダニーの挑発は聞き逃していたが、セシリアを悪く言われて、受け流すつもりはないらしい。
「フィン、下がれ。彼を怒らせてはいけない」
アレクは鋭い口調でそう言うと、すぐにセシリアに謝罪をした。
「すまなかった。あなたと話をしたかったので、妹に頼んで同行させてもらった。少し時間をくれないだろうか」
ダニーとフィンは悔しそうに目を伏せるが、勝手に挑発して王太子を謝らせたのは自分たちだ。
「……わかりました」
さすがに王太子にここまで言われてしまえば、拒絶することもできない。セシリアはアルヴィンの背中から少しだけ顔を覗かせて、そう返事をした。



