この恋の結末は

「噂を聞いて、ショックよりも先にやっぱりなって思ちゃったんだよね、実はとっくの前に終わってたのかもて、私たちどうすればいいんだろう。どうすればよかったんだろう」


「おい、待てよ、、どういうことだよ、うまくいってなかったって、優馬もお前も仲良くやってたじゃん。で、どうするつもり?今更大阪行かないわけにいかないだろ」

「大阪にはいくよ。私たちの関係は、どうなるかわからない。終わっちゃうのかな、やだよ、別れたくない、、」
深いため息が漏れる。決断したはずなんだけどな、、強くなったつもりだったんだけどな。平然を装えるはずだったんだけどな、、

「だから決断する前に話し合えって言った。それに、お前たちの気持ちはどうなる。」

「私は大丈夫。大丈夫。そのための選択。そのための決断。よし!さぁさぁもう休憩時間終わり!、午後も仕事がんばろー、」
わざと明るく振舞うがきっと藤堂君にはおみ通しなのかな、、



今日、夜来るって言ってたけど、どうすればいいのだろうか、いっそのことすべてを打ち明ける。なんてできもしないことを考えてはすぐに打ち消す。全部をさらけ出して伝えることができたのならば名案を閃いてくれるだろうか、まだ、隣で笑い合えることが許してくれるのかな、、なんてね、自分で決めた決断に違う答えを出そうとしている自分は未練たらたらなのかもしれない。

きっと、この嘘は、許してもらえない。私はきっと彼にとっての暇つぶし、きっと冷淡に聞きたくない言葉を告げられるのだろう。だったらいっそ、会いたくない、聞きたくない、逃げてしまいたい。


そんなことを考えていたらもちろん仕事なんてはかどるはずもなく、今日のノルマさえ達成されていないまま定時になってしまった。普段は1秒でも早く帰りたいのに、こんな日はラッキーとさえ思ってしまう。今日は断ろうと思いケータイを開く