この恋の結末は

なんて答えるのが正解なんだろう。
まただ、素直に答える前に考えてる”お互いが傷つかない答え”を、
習慣になってしまった考え方を変えるのは難しいらしい


「もうすぐ休憩時間終わるけど?」
藤堂君が顔を出し険悪な雰囲気を和らげる。

「わかってる。けど今はそれどころじゃないんだよ。」

「まぁまぁ、続きは業後にしてやんなさいよ。橘がビビってるぞ。」

「、、今日、行くから」

そう言い残し、優君は深く深くため息をつき営業部に戻っていった

「で、どういう事?俺、ちゃんと話し合えっていわなかったっけ?お前、ちゃんと伝えるって、言ってなかったか?その言葉を鵜吞みにして優馬に話した俺にも責任があるとは思うけど、俺言ったよな、ちゃんと話し合えって、」

そういう藤堂君は淡々と笑顔で怒る。

でも、そんなことお構いなしに、漏れてくる。あぁ、限界だったんだって初めて気づいた。
「私たちたぶんずっと前からうまくいってなかったなんだよね。」

溢れだした本音はダムのように溢れ出す。

「」