お昼はいつものお店にいくことにした。

「で、なんかあった?」
そう問いかけるといつになく気まずそうに話し出した。

「玲から聞いたんだけど、愛菜大阪行くの?」
「あー、うん。ごめん報告遅くなちゃって、、」
美琴にはちゃんと自分の口で説明っしてかたな、、

「昨日、玲から全部聞いた。ねぇ、正直に答えてほしいんだけど、愛菜が大阪に行こうと決めたのって私のせい?」

「そんなことないよ。私は自分の進退を考えての決断。」

「愛菜、お願い、正直に答えて。その言葉に嘘、偽りはない?心の底から本心だって言える?」
あぁ、やっぱり、鋭い美琴には気づかれてしまう。だけど、だけど、あくまで後押ししてくれただけで美琴のせいじゃない。

「少しだけ嘘をついた。わかってる。美琴が妊娠のこと報告する前からずっと私が大阪に行った方がすべてがうまくいくんじゃないかって思ってて、だけど覚悟がなくた。言葉にしたら本当にみんなとお別れしないといけないって、一人になるのが怖かった。そんな時、美琴が妊娠したって聞いて、私も強くならなきゃって思った。そうだな、しいて言うなら背中を押してくれた。それがまぎれもない本音だよ。だから美琴が負い目を感じる必要なんてないし、むしろ感謝してる。」

「愛菜、、」