私が、大阪に行こう。そしたら美琴たちは寂しい決断をしなくてもいいし、王子と姫のハッピーエンドをなくてもいいし、私だって仕事に没頭できる。万事解決。これが一番の解決策。明日、ちゃんと伝えよう。藤堂君が納得する理由を考えて、大丈夫、笑顔で言える大丈夫、

これくらいは許されるかな。”おおさかにいくまでにしたいこと”たくさん書き出して全部かなえよう。

１．まだいけてないカフェに行く
２．新しくできたショッピングモールでほしいものを全部買う
３．できるだけ多く実家に顔をだす

あぁ、かききれないな、、、、



次の日、定時を少し回ったころ
「藤堂君、ちょっといい？」

「大阪の件なんだけど、私に行かせてくれないかな。大阪で頑張ってみたい。」

「はぁ？？なんでだよ。決断早くねぇか？今抱えてる案件はどうする？それに、これからは始まる企画はお前が立案した企画したプロジェクトだろ？そんなことお前にできるのか？後輩の世話は？優馬は？なんて？」

「質問多すぎだよ。そんなに一気に答えられない。でも、これが私の考えた答え。」

「そんなこと聞いてねぇよ。どうするんだよ、いろいろ。　美琴のためか、？」

「違うよ。それに、そんなに難しく考えなくても大丈夫だよ。もう行かなきゃ。話はそれだけ。部長に呼ばれてるから行くね。時間とってくれてありがとう。」