…7… ピンポーン――― 「すいませーん。お荷物でーす」 どれくらい、そうしていたのだろう。 宅配の男の声で、ようやく我に返った。 静まり返る家の中に、隣近所のまで聞こえそうなほど大きな声が響いている。 「平井さん! 平井さーん」 手の中で白いボンドだらけになっていた人形を机の上に静かに置くと、ベタベタになっている手もそのままに玄関の扉を開けた。 「平井康幸さんにお荷物です。ヘルスライフコーポレーションさんから、代引きで3,960円です」 お父さんに荷物? でも、代引きって……