社長室の前に、秘書用の机があり、スケジュールを確認していた。
 電話や来客の応対をすることになっているため、マニュアルの確認もした。

 昼頃になり、社長が出てきた。
「昼ごはんを外で食べて、14時の取引先との会議に出る。運転手に連絡して、今から出るって言って。」
「かしこまりました。」
運転手に連絡し、車に乗った。
「梨奈、何食べたい?」
「えっ?一緒に食べるんですか?」
「うん。いつも一緒ね。」
「はい。」
結局決まらず、龍磨さんが決めた。
「そばにしよ。」
当たり前のように個室に入り、そばを待つ。
「ムカついたから罰。」
頬にチューされた。

「セクハラです。」
「何言ってんの。ここまでした仲じゃん。」
写真を見せられた。
『やっぱりしたんだ!』

そばを食べ、取引先に向かった。