それから僕はどんどん幼くなり、記憶も失くなっていった。

そして最後に覚えてるのが肺が苦しくなり、眩しく気持ちがいい感じだった。




「ピッピッピッピッピッ」

………僕は目覚めた……

「良かった、〇〇、あんた事故に合ったんだよ覚えてる?」

僕の母親だった、混乱しながら見渡すとどうやらここは病院で僕はベットに横たわっている、体中が痛い。

「本当によかった、あんた1週間意識が戻らなかったんだよ」

「え……」

「車に轢かれたのよ、轢いた車の女性も重体で今危ない状態らしいの」

母は泣きながら答えていた。

「お母さん、轢いた女性はこの病院にいるの?」

「うん、この病院のICUにいるそうよ」

僕は状況を理解した、どうやら長い夢を見ていたらしい。

でもあんなリアルな夢がある訳がないと僕は思った、轢いた女性はナツなのか?
僕は轢いた女性に会う事にした。