「気にするなよナツ、別に痛くも痒くもないし生きてるしね」

「……うん、本当にごめんね」

「もういいから、それにしても不思議だな俺達何で昨日に戻るんだろ?」

「そんなの分からないよ!」

それから僕達はカラオケ店を後にするとホテルに向かった。

「お金足りないけど大丈夫大丈夫かな?」

「大丈夫だよ、後払いのホテルだから」

「あ…そうかどうせ日付またぐし午前3時には自宅のベットに戻っているからな」

「そう、お金なしで休憩できちゃうて事よぉ」

僕は緊張していた、13年前はナツと寝る事はなかったので。

それから僕達はホテルで始めての大人の夜を過ごした。

「後5分で午前3時だね」

「うん、そうだね、今日ありがとう楽しかった」

「私も楽しかったよ、そしてごめんね」

「だから、もういいてば。 ねえ僕達このまま行くと子供に戻って最後は受精卵になって消えるのかな?」

「それ私も考えたよ、何歳まで記憶があるとかね」

僕はナツを強く抱きしめた。

「なあ、ナツ、僕と付き合って下さい……」

「……なにそれ笑 」

「いや、一応これからまたナツと付き合って生きたいと思ったからさーぁ」

「もちろん笑 てか巻き込んだの私だし、よろしくお願いします(笑) ありがとう」

もう午前3時になる1分前だ。

「時間だ、また昨日ね」

「うん、また昨日ね」