「〇〇とりあえず生ビールでいい?」

「うん、たのむわ」

「ぁーもしもし、生ビール2つお願いします」


「生ビールお持ちしました」

「ありがとうございます」

「久しぶりのお酒だよ」

「私もだーよ」

「カンパーイ」

それからナツは楽しそうに歌を歌いまくっていた。

「〇〇も歌えばぁ?」

「音楽はあまり聞かなかったから昔の曲知らないんだよ」

なんたって13年前の曲が今の新曲だ、あのマリーゴールドのあのミュージシャンも僕とナツ以外誰も知らない。

「そうなの? つまんなねー ねえ、〇〇は昨日に戻る前は何処に住んでたの?」

「東京の〇〇区で新聞の仕事してたよ」

「え…〇〇区! 私も〇〇区に住んでたよ…!」

「マジで、偶然だね、仕事は?」

「教えなーい」

「なんだそれ、ナツも事故に合ったんだよね」

「うん」

「俺は深夜〇〇区の〇〇通りを原付きバイクで新聞配達していたんだけどそれから車が逆走して来てそれから昨日の繰り返しになったんだ、ナツも詳しく教えてよ? 何か分かるかも!」

「……」

ナツはだまりこんでいた、それはそうだ不幸の始まり何てあまり思いだしたくもないしな。

「……〇〇…轢いたの私かもしれない…」

「え……? どお言う事?」

「私もあの日〇〇区の〇〇通りを深夜車で走行していたの、スマホをシートの下に落して拾ったら、昨日に戻っていたの、確か反対車線に原付きバイクが走ってたの!」

「え…もしかして白のワゴン車?」

それから、ナツは確信した顔で答えた。

「うん、そうだよ白のワゴン車に乗ってたよ、多分私が轢いたんだと思う! ごめんね ごめんね!」

ナツは泣き出した、僕は動揺した、でも不思議と運命を感じた。