中学生になる前に、
母に、「お父さんとは入りたくない。」  と伝えた。
「思春期だから、仕方ないよね。
お父さんに言っておくね。」
それから、父と入らなくて良くなった。
すごく安心したのを覚えている。

しかし、ある夜、母は、
会社の新年会でおらず、父と2人切りだった。
私は、ベッドで寝ていた。
すると、胸を触られたり、腿を舐められたりする感覚がし、目を覚ました。
父だった。

私が起きたことに気づき、
私に
「シー」
と、言い、続けていた。

『これって!!』
中学生ながらに状況は把握できた。
しかし、誰にもいえなかった。

母がいない時、度々、父が部屋に来て、同じようなことをしてきた。

中学2年になり、さらに、エスカレートし、
私の中に入れてきた。
私の初体験だった。
我慢するしかなかった。
誰かに言うことが恥ずかしいと思っていた。

中学3年生になってたも続いていた。
ある日、
父が事故で死んだ。

『ざまぁみろ。』と思った。
これで解放された。

母は、父が死んで魂が抜けたようになっていた。うつ病になったのだ。