どのくらい泣いていたのだろう。ふと、インタ-フォンの音が耳に入る。ハッとして時計を見ると、7時をとうに過ぎている。
(こんな時間に誰・・・?)
訝しく思いながら、モニタ-を見ると
「お姉ちゃ~ん、ハッピ-バ-スデ-。」
満面の笑みで私に向かって手を振っていたのは、4歳年下の妹、咲。泣き続けて、もう化粧もぐちゃぐちゃになっちゃってるけど、妹なら構わないだろう。
「今開けるよ。」
そう返事をした私は、涙をぬぐって玄関に向かった。
「やっぱりな、せっかくの誕生日なのに、1人でメソメソしてるんじゃないかと思ってさ。優しい妹でしょ?」
ドアを開けると、そんなことを言って来る妹。
「うるさいな、仕方ないでしょ。」
恥ずかしくなって、つい乱暴に答えてしまうと
「ケーキとあと、オードブルやお寿司も買って来たから。もちろんお酒もね。いつまでも沈んでいたら、天国でお義兄さんが心配するから。。」
妹は意に介さず、明るく言う。更に
「そうだぞ。だから今夜は賑やかに、飲んで食べるよ、瞳。」
その後ろから声がしたかと思うと、意外な人の顔が見えて、私はビックリ。
「詩織さん・・・。」
中村詩織さん、私が勤めていた会社での3年先輩。私が新人時代の教育担当で、在職中は本当に可愛がっていただいた。それだけじゃなく、今は私と入れ替わるように入社した妹の上司であり、つまり姉妹揃ってお世話になっているいわば大恩人。
「わざわざすいません。さ、どうぞ。」
一転、私は恐縮しながら、詩織さんを招き入れた。
そして、急いでお皿やグラスを用意して、即席のバースデ-パーティが始まった。さっきまでの重苦しい空気はどこへやら、部屋は女3人で、賑やかで華やかな雰囲気に。
仕事には厳しいけど、プライベートになると一転、朗らかで優しくなる詩織さんのリードでおしゃべりに花が咲く。お陰で、美味しい食事をいただきながら、楽しい時間を過ごすことが出来、久しぶりに心が軽くなったような気がした。宴もたけなわ(?)になって来た頃
「ねぇお姉ちゃん、その指輪・・・?」
と妹が声を上げる。どうやら結婚指輪と一緒にはまっている新しいリングに気が付いたようだ。
「うん、夕方天国から届いたんだよね・・・。」
「えっ?」
「じゃ、旦那さんから・・・?」
驚く2人に、私は経緯を話した。
(こんな時間に誰・・・?)
訝しく思いながら、モニタ-を見ると
「お姉ちゃ~ん、ハッピ-バ-スデ-。」
満面の笑みで私に向かって手を振っていたのは、4歳年下の妹、咲。泣き続けて、もう化粧もぐちゃぐちゃになっちゃってるけど、妹なら構わないだろう。
「今開けるよ。」
そう返事をした私は、涙をぬぐって玄関に向かった。
「やっぱりな、せっかくの誕生日なのに、1人でメソメソしてるんじゃないかと思ってさ。優しい妹でしょ?」
ドアを開けると、そんなことを言って来る妹。
「うるさいな、仕方ないでしょ。」
恥ずかしくなって、つい乱暴に答えてしまうと
「ケーキとあと、オードブルやお寿司も買って来たから。もちろんお酒もね。いつまでも沈んでいたら、天国でお義兄さんが心配するから。。」
妹は意に介さず、明るく言う。更に
「そうだぞ。だから今夜は賑やかに、飲んで食べるよ、瞳。」
その後ろから声がしたかと思うと、意外な人の顔が見えて、私はビックリ。
「詩織さん・・・。」
中村詩織さん、私が勤めていた会社での3年先輩。私が新人時代の教育担当で、在職中は本当に可愛がっていただいた。それだけじゃなく、今は私と入れ替わるように入社した妹の上司であり、つまり姉妹揃ってお世話になっているいわば大恩人。
「わざわざすいません。さ、どうぞ。」
一転、私は恐縮しながら、詩織さんを招き入れた。
そして、急いでお皿やグラスを用意して、即席のバースデ-パーティが始まった。さっきまでの重苦しい空気はどこへやら、部屋は女3人で、賑やかで華やかな雰囲気に。
仕事には厳しいけど、プライベートになると一転、朗らかで優しくなる詩織さんのリードでおしゃべりに花が咲く。お陰で、美味しい食事をいただきながら、楽しい時間を過ごすことが出来、久しぶりに心が軽くなったような気がした。宴もたけなわ(?)になって来た頃
「ねぇお姉ちゃん、その指輪・・・?」
と妹が声を上げる。どうやら結婚指輪と一緒にはまっている新しいリングに気が付いたようだ。
「うん、夕方天国から届いたんだよね・・・。」
「えっ?」
「じゃ、旦那さんから・・・?」
驚く2人に、私は経緯を話した。


