その日、太陽くんは失踪した。

お父さんは捜索願を出したらしいけれど、半月が経っても、太陽くんが戻ってくることはなかった。



太陽くんがいなくなっても、何事も無かったように日常は回る。

普通の日常という当たり前の世界に、私はひとり、置き去りにされてしまった。