「楽しそうだね、太陽くん」

「うん、すごく楽しい。俺が作ったモノが、月乃ちゃんの体内に入るっていいね」



食事の話だよね? 太陽くんがいうと、えっちな言葉に聞こえるのが不思議だ。



「俺が月乃ちゃんにしてあげられることって少ないから、ちょっとしたことでも嬉しいよ」


そういって、またスプーンを私の口へと運んだ。

気にしなくていいのにな、と思いながら、私は太陽くんが作ってくれたご飯を夢中で食べる。

私が太陽くんのエサなのに、餌付けをされている。不思議な気分だ。



食事が終わると、再び眠気がやってきた。

どうやら、少なくなった精気を作るために身体が栄養と睡眠を欲しているらしい。

ゆっくり休んでと太陽くんに頭を撫でられると、眠気に抗うことが出来ずに布団の海へ沈んでしまった。