HERO~先生の攻略法~

慰める言葉も見つからない。


「くるみはそんな事はしないよな?」
「もちろんだよ!」
「じゃあ、いいや!

くるみさえずっと一緒に居てくれたら良い……」


そう言って、寝息を立て始めた秋。


私と話して、少しでも落ち着いてくれたのなら嬉しい。


好きな人の音なら、寝息さえも愛おしかった。


秋の目が覚めたのは朝方で。


「ごめん!俺、寝ていた?」


ちょっと、焦った声を可愛いと思えてしまう。