HERO~先生の攻略法~

秋の私への執着は愛では無かった。


きっと、秋の寂しさを埋めてくれるなら誰でもよかったんだ。


ホッと溜息を漏らし振り返ると、秋に向かって近付いて行くエミリの姿が視界に入った。


秋の新しい彼女の前に立ったエミリの桜色の唇が動く。


「ねえ、横に居るの彼氏?」


新しい彼女はオロオロしながらも、エミリの質問に答えた。


「は、はい……。
そうです……」


見た目からも分かるが、内気で大人しそうな女の子。