「おやすみなさい……。
家に帰ったら、ゆっくりして下さい!」
「滝沢さんこそ疲れたでしょうから、ゆっくり眠って下さいね」
「はい……」


お互いを気遣う言葉を交わし合い、車から降りる。


私が家の中に入るのを見送った後、車が走り去る音が聞こえた。


顔を洗った後にスキンケアをして、部屋に戻るとベッドに横になる。


体はクタクタで瞼が今にも閉じてしまいそう。


なのに、スマホを開くと勝手に指が動いた。