好き。


心の中でそう繰り返した。


先生は無言で私を見ている。


これ以上、迷惑を掛けれない__


「行きましょうか?」
「そうしましょう」


車を降りると私は教室に向かう。


丁度、授業が終わった時だった。


「ちょっと、何処言ってたのー?」


心配そうな顔のエミリ。


「秋と別れる為に会っていた」
「ちょっと!まさかとは思っていたけど、会っていたの!?

それで、どうなった!?」