先生が怪我をしなくて良かった。

そう思いながら、家に向かう。


先生との下校の時間は、もう終わりを迎える。


けれど、今日の私には夜にも楽しみがあった。


それは、先生にメッセージを送る事。


もう、秋の事は悩んでいない。


「今日……。相談事をメッセージしますね……」
「はい、待っています」


秋をだしにするようで悪いけど、止まらない。


先生が私からのメッセージを待っている。

その事実だけで、心が踊る。