「普通、財布持って行きません?」
「いや、夜風に当たりたいてのも有ったから、荷物は最小限で」


何だか、先生の子供っぽい一面を見た気がしてお得感。


「ふと、思ったんですが……」
「なんです、か?」
「滝沢さん、元彼氏の事で相談したい事有ったんじゃないですか?

メッセージ未だに貰っていない……」
「だって、先生ったら仕事終わってもメッセージくれないのですもん……」


そう。

毎晩のように、先生のサムネは見ていたのだが来ないメッセージ。