玄関でローファーを履いていると、インターフォンの音が鳴り響き身体をびくつかせる。


だ、れ?


恐る恐る覗き垢を見ると、先生の姿。


何で朝も来てくれたのか疑問に思いながら、扉を開けた。


「おはようございます」
「お、おは、ようございま、す」


昨日は有り得ない状態に精神状態がどうにかなっていたのか、普通に喋れた。


でも今は、どもってしまう。


「校長に状況を説明したから、送り迎えする事になりました!」
「び、びっくりしま、した!」