だよね。


先生は殴られても私を守ってくれた。

それに、連絡先だって……。


先生が私の事を好きではないにしろ、嫌われていたらそこまでしない事は確かだから。


ベッドに横になると、頭に浮かぶ先生の姿。


楽しそうに授業をしている先生。

真面目な顔の先生。

心配そうな表情の先生。


どの表情の先生も私の大切なタカラモノ。


「す、き……。

先生ダイスキ……」


そう呟きながら抱き枕を抱き締める。