HERO~先生の攻略法~

「お、お前、覚えとけよ!」


先生に最後の一撃を食らわし、逃げる秋。


「だ、大丈夫ですか?」


やっと、自由になった私は先生に近付く。


赤く腫れ上がった顔に、汚れたスーツ。


全部私のせいだ__


「私のせいでごめんなさい……」
「生徒を守るのが、教師の役目ですから」


教師の役目__


その言葉に胸がズキズキと痛むのは、何故だろう。


先生が生徒として私を見ている事が悲しくて仕方がない。