恐ろしい秋の姿が現れるんじゃないかと、ビクビクしていたが何かをしてくる気配は無い。


無事に家に辿り着いた。


「ねえ、エミリ。
あんな事言っちゃって大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫!
私、気が強いからあいつは何もしてこない!


ああいう奴って人選んでると思うから、私は大丈夫!!」


とは言え、秋の凶暴さを知っているから不安だ。


「私、バス停まで送るよ」
「それしたら、エミリが送った意味なくなる」

笑うエミリ。