「なんで?さっき、許してくれるっていったよな!!」


秋の声に動揺の色が見える。


「それは、秋が怖かったから……」
「ちょっと待って!

今から、駅に戻るから30分だけでいい!いや、10分でいいからシッカリ話そう!!!」


秋は私の気持ちなんて完全無視で、自分の事しか見えていない。


「ごめん。もう、会わない。

こんな私と付き合ってくれて、ありがとう……」


それだけ伝えて、通話を終わらした。