「…様、お嬢様!」
「……ん、後五分……」
(よし。なら俺がこころのベッドに入るという、
合法的な理由が出来た……!)
「執事、おはよう?」
「……チッ」
「ふふふふ、私のベッドに入るなんて、
とんでもなく無礼だわッ!
ねぇ? 執事?」
「……仰る通りで御座います」
(こころ、顔真っ赤だなぁ……)
「……!?!?!?
……まぁ、そんな事はどうでもいいの。
今日は学校、よね?」
「えぇ、まぁ、そうですね」
(こころが学校……。
今日も大丈夫か……?)
「あら、何に心配しているの?」
「お嬢様、お友達にも毒舌ではないですか?」
「……平気よ。
私、友達いないもの」
「あっ……」
(こころが可哀想……。
俺も学校編入出来ないか?
そしたら……)
「……別にッ? 寂しくなんてないから大丈夫よ」
「はい」
(本当は寂しいんだろうな……)
「……心配してくれてありがとう、執事」
(うわぁぁあああああッ!
お嬢様が照れた、
ものすごく可愛いッ!)
「五月蝿いッ!
それ以上何も考えないでッ!」
「……失礼致しました」
(可愛い〜)
むっかぁつく〜〜〜!!!
「痛いです、お嬢様」
「フッ、私のパンチにひれ伏すがいいわ……!」
「……ふふっ」
「ん? どうしたの、執事。
そんな笑って」
「いえ、ただ、お嬢様がこんなにイキイキしている事、
心を読めるようになるまではなかったなって……」
(それが、
こころの本当のありし姿であるなら、
俺は尊重したい)
「そうね……」
確かに、悟リ家が次女としてあるべき姿を教えられてから、
あまり感情を表に出す事はなかった。
「そう考えると、
この能力、案外いい役買ってくれてるわね」
「ですね」
「……ま、いいわ。
行ってくるわ。執事」
「……行ってらっしゃいませ、お嬢様」
……あ、いけない。パジャマのまま家から出ようとしてしまったわ。
◆◆◆◆◆
「じゃ、行ってくるわ。執事」
「改めて……行ってらっしゃいませ」
(こころ……。
なんか変な男を引っ掛けなければいいけど……)
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
「……ん、後五分……」
(よし。なら俺がこころのベッドに入るという、
合法的な理由が出来た……!)
「執事、おはよう?」
「……チッ」
「ふふふふ、私のベッドに入るなんて、
とんでもなく無礼だわッ!
ねぇ? 執事?」
「……仰る通りで御座います」
(こころ、顔真っ赤だなぁ……)
「……!?!?!?
……まぁ、そんな事はどうでもいいの。
今日は学校、よね?」
「えぇ、まぁ、そうですね」
(こころが学校……。
今日も大丈夫か……?)
「あら、何に心配しているの?」
「お嬢様、お友達にも毒舌ではないですか?」
「……平気よ。
私、友達いないもの」
「あっ……」
(こころが可哀想……。
俺も学校編入出来ないか?
そしたら……)
「……別にッ? 寂しくなんてないから大丈夫よ」
「はい」
(本当は寂しいんだろうな……)
「……心配してくれてありがとう、執事」
(うわぁぁあああああッ!
お嬢様が照れた、
ものすごく可愛いッ!)
「五月蝿いッ!
それ以上何も考えないでッ!」
「……失礼致しました」
(可愛い〜)
むっかぁつく〜〜〜!!!
「痛いです、お嬢様」
「フッ、私のパンチにひれ伏すがいいわ……!」
「……ふふっ」
「ん? どうしたの、執事。
そんな笑って」
「いえ、ただ、お嬢様がこんなにイキイキしている事、
心を読めるようになるまではなかったなって……」
(それが、
こころの本当のありし姿であるなら、
俺は尊重したい)
「そうね……」
確かに、悟リ家が次女としてあるべき姿を教えられてから、
あまり感情を表に出す事はなかった。
「そう考えると、
この能力、案外いい役買ってくれてるわね」
「ですね」
「……ま、いいわ。
行ってくるわ。執事」
「……行ってらっしゃいませ、お嬢様」
……あ、いけない。パジャマのまま家から出ようとしてしまったわ。
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「じゃ、行ってくるわ。執事」
「改めて……行ってらっしゃいませ」
(こころ……。
なんか変な男を引っ掛けなければいいけど……)
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