「俊、お待たせ!今日は早いんだねっ」 「うん、頑張ったよー。朝は苦手だけど、 僕が先に結々を待ちたいし」 さり気ない俊の優しさに、胸がきゅんと甘くしめつけられる。 「立ってるの疲れるでしょ。 いいよ、座って」 そう言って、となりに座るよう俊はベンチを手でぽんぽんとたたいた。 「うん、ありがとうっ」 「あのさ……」 「んっ?」 「昨日の夜って、どこ行ってたの?」 怪しむような目を向けられる。