「そうじゃなくて、そういう行動が」
「へ……わ、たし?」
この行動がつまり、気持ち悪いと……。
「いいじゃん、写真なんか別に。
実物は目の前にいるんだし」
「う、うん、それはそうなんだけど……」
いつでも、その俊の大好きな顔。
すぐに見たいなって。
「だからこれは消去」
「うぇっ、 俊の寝顔がぁー……!!」
消えちゃった、一瞬で簡単に……。
「そんなに落ちこまないでよ。
僕がいるでしょ」
「う、うん……」
スマホから俊を見上げると、きれいな顔が近づいて、ほっぺたに甘やかなキスが降ってきた。
「……っ、!」
かぁっとほっぺたが熱くなる。
そんな私の反応を見て、俊はクスッといたずらっぽく笑った。
「顔、まっかだね」
「み、見ないで……っ」
朝もキスをされて、私の心臓はもうキュン死寸前なのです……っ。