もうそろそろ、許してくれても……? だって、どうしてそうなっているのか理由が謎なままだし……。 「……僕、先行くから」 えっ!? 前をすたすたと歩いていく俊の背中を、私はただあ然となりながら見つめる。 「俊ー……」 そう呼んでも距離が離れていく。 ……よっぽど、黒瀬くんと2人でいたこと怒ってるのかな。 でも黒瀬くんは悪くないんだよ。 ただ同じ図書委員のメンバーってだけだもん。 2人でいたからって、恋愛に発展する感じでもないし。 私の王子様が俊でいることには変わりない。