「ふつうだったら、校長先生の話なんかまじめに聞かないでしょ」 「今回はね、校長先生の笑顔を見てて不思議と聞きたくなったの」 なんだか私と似てるなぁって、同じ幸せの感情に共感してたのかな。 「笑顔、か。なんか思い当たることでもあったの?」 「うん!たっくさんあるよっ」 声をはずませて答える私に、俊がふっと目を細める。 「教えて」 「えっとね!まず俊と海デートしたり……」 私が笑顔で語れば、俊もにこにこと優しいまなざしで聞いてくれる。