「すげーな……矢追はそういうの簡単に出来ちゃうんだな」 「ほんと。さすが、矢追くんね」 あれ? 亜莉朱ちゃんの笑顔が、少しだけ切なげに見える。 もしかして…… 友達と恋人の差って、今みたいなことなのかな。 ふと壁かけの時計を見ると、針は16時半をさしていた。 もうこんな時間なんだ。 楽しくって、過ぎていく時間に気づかなかった。