「わぁーっ、キレイな貝がら!」 サラサラとした砂浜を歩ていくと、ピンク色の貝がらがあちこちにたくさん落ちている。 「おー。いっぱいあるじゃん」 「でしょでしょー!?」 2人して貝がらに目を輝かせた。 夢中になって拾い集めていると、俊が私のほうにふと近づいてくる。 「ちょっと後ろ向いてみ」 「……こう?」 言われたままに後ろを向いてみる。 何だろう?