「王子さまみたいだよ」


「王子さまか、いいじゃん。
結々はお姫さまみたいだし」



えっ!?
おひ、お姫さまーー!?



「ぜんぜんだよっ。そんなお姫さまみたいに私きれいじゃない……」



「僕から見れば、お姫さまよりもきれいだけどな」



やわらかくほほ笑みかけられて、ほっぺたに熱が集まる。



俊が甘すぎて、今すぐにでも愛の海に溺れちゃいそうだ。