つき合う前までは、みんなにもこう甘々なのかと思ってたけど。 どうやらこの甘さは私にだけのようで。 教室での俊は、他の女のコたちには見向きもせず、 話しかけられてもきほん塩対応。 休み時間は、机に顔を伏せてよく寝てたりするから、なかには無気力王子なんて呼ぶコもいるんだとか。 だから、こんな風に甘えてくるのも、私しか知らない一面なんだよね。 そう思うと、とくべつみたいで嬉しくなっちゃって、俊のおねだりにはついつい弱くなる私だ。 「ほーら。ゆーゆ、早くー」 「う、うん……!」