独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




「なーに、今度は人気ナンバー3のこーちゃんと浮気中?」


「自分がかわいいからって、調子乗らないでよね……このサイテー女!」


「……っ、」



そんな、違うのに……。



浮気なんてしてないし、調子にも乗っていない。



「なんだアイツら……
つーか、俺はナンバー3なのかよ!!」


「でもたしかに彼女失格なのかな……。」



2人が通りすぎてから、足元にうつ向いてぽつりとつぶやく。



「いやいや、西花までなぁに言ってんのっ!あーいうこと言うアイツらが、いちばん最低だと俺は思うけどな!」



でも……



俊が事故にあったって、どこから情報が流れたんだろう。