事故は、2人のせいなんかじゃない。



私が一緒に着いていけば、もしかしたら止めることができたのかもって。



今日だけで何度もいっぱい責めた。
けど……俊のことだ。



私の言うことを聞かないで、結局は同じ結果になっていたかもしれない。



……だから、



「これは誰のせいでもないって思う……。今はとにかく俊の意識が戻ることに集中したいなって」


「そうだな……そうだよなっ。
絶対にキセキ起こしてやろうぜ!!」


「うん……っ」



絶対に、キセキを起こすんだ──…