手分けして色んな場所を探し回る。 だけど…… どこに行ったって俊の姿はなくて、どんどん不安だけが心に広がっていく。 「あれ……」 気がつけば、屋台の入口まで来ていた私。 赤い光が闇夜(やみよ)をチカチカと照らしていて、その周りには多くの人たちが集まり、何やらざわついているのが見えた。 まさか…… なんて半信半疑に思いながらも。 その人が集まる場所に、おそるおそるゆっくりと近づいていく。