誰かに助けを求めようとしたけれど、周りの人は用心して離れたところで見ているだけ。 「あの……や、やめてください……っ」 仕方なく、私は恐怖でおびえながらも震える声を必死にしぼり出した。 でも男性はニタニタと笑うだけで、つかんだ腕を離そうとはしない。 「ええやん。どうせ1人なんやろ?」 「そうそう。オレらと遊んだ方が絶対にイイって。なっ?」 嫌だ……。笑顔が気持ち悪い……。 そんな風に笑わない。 もっと優しく笑ってくれる、俊は。