え、何にぶつかって……。 手であごをおさえながら視線を前に戻せば、すぐ目の前に俊の背中がドアップで飛びこんでくる。 「危ない」 「へっ?」 危、ない……? あぁっ!空を見てたら危ないってことか。 そっか……。 また心配してくれたんだね。 やっぱり優しいなぁと口元をゆるめていると、前を向いていた俊が私のほうにふり向く。 そして、視線をさまよわせながら俊は沈黙する。