図書室の集まりくらいしか接点がない私に、黒瀬くんはいったいどこを気にいって、どこを好きになってくれたんだろう……。 そんなことを考えているうちに、電車が目の前に止まっていた。 いつの間にか、俊もドアの近くに移動している。 私も急がなきゃ。 ドアが開いて電車に乗りこむと、車内はサラリーマンの人たちであふれている。 空席が見当たらないし、今日はつり革につかまっていよう。