独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




「今日の西花さんさ、無理して笑ってない?」


「え……そんなこと、」




笑って否定しようとしたら、急に黒瀬くんの顔が近づく。




「く……黒瀬くん?」




思わず逃げるように私は後ずさりする。



でもすぐに黒瀬くんが本だなに両手をついて、私をいきなり閉じこめた。




「……ねぇ、黒瀬くん、急にどうしたの?」




いつものおだやかな黒瀬くんじゃない雰囲気に、とまどいながら見つめる。



すぐ近くで目が合っていて、はずかしい私とは対照的に、黒瀬くんは冷静な声で探るような視線だけを向けた。