「なぁーに、ぼーっとしてんの」 「ふぇっ?」 ふいに後ろから聞こえてくる優しい声に、あわててふり向けば。 後ろななめの席に、俊が着席する。 ……えっ? ってことはーー!? 「やったねっ、しゅーん!」 「ね。また近いね。僕も嬉しいよ」 「えへへ」 安心して、思いっきり顔がゆるむ。 新しい席も楽しくなりそうな予感だ。