「西花。嬉しいのは分かる、がまずは席につけなぁー」 「あ、す、すいません……」 周りのクスクスと笑う声に、はずかしくなりながら静かに腰をおとす。 ……いや、別に嬉しくて立ったわけじゃない。 むしろその逆で。 席替えが嫌なのだ。 だって!! 今の席がお気に入りなんだもん。 「また席となりになれるといいね」 となりの俊がにこやかにほほ笑むけど、私は苦笑を返す。 「うーん、難しそう……。」 今の席は運よく俊ととなり同士。 嫌だよ、離れるなんて……うぅ。