「あっ、結々ちゃん!大丈夫だった!?」 教室に戻ると、すぐに亜莉朱ちゃんがかけ寄ってきてくれる。 心配しててくれたんだ、優しいなぁ……。 「うん、もう平気だよ!ごめんね。心配かけちゃって」 「よかったーっ!」 「にしても、なーんでボールなんか転がってたんだろうな?そっちに飛ばした覚え、俺全然ないんだけど」 私のとなりの席に佐々木くんが座っていることに気づいて、私は目を大きく見開かせた。 「えっ……なんでっ!」 「あれ。席替えのときから、俺ここ座ってたんだけどー?」