「……どこだろ、シップ」 シップを探してくれている俊の横顔に、ふと目がいく。 一つ一つのパーツが完ぺきに整っていて、どこを見てもかっこいいの言葉しか出てこない。 来る途中にすれ違った女のコたちも、 『いいなぁ、矢追くんにお姫さまだっこされるとか!』 『アタシもしてほしい!』 なんて、目をハートにさせながら、うっとり口にしていたっけ。 さすがは、学園1のモテ王子。 俊がほめられるのは嬉しい半面、彼女としてはモヤっともしちゃうけれど……。