私は、中学時代から家庭教師に勉強を教えてもらっていた。
 初めて教えてもらったのは、中学1年生の時。
 18歳の大学生の優さん。
 中学生の時から、水泳部に所属していたため、週3回、部活後の20時頃から22時まで教えてくれていた。
 両親は仕事でいないこと多く、妹はいたがテレビ見たり、音楽聞いたり自由に過ごしていた。妹もやる気はないながらも、週2回塾に通っていた。

 高校1年生の夏のある日。
 両親は仕事。妹は塾が21時までで、22時頃しか帰ってこない状況だった。
 いつものように家庭教師の優さんが数学を教えてくれていた。
 優さんの手が、制服のスカートのモモの上にあった。
『あれ?こんなことあったっけ?』
 とは思ったものの気に留めるのをやめた。