次の日、朝、潤に会い一緒に登校した。

下駄箱で高崎くんと取り巻きに会った。
「おはよう。杉山さん」
爽やかに言われた。
「おはよう。」

近寄ってきて、耳元で、
「昼休み、視聴覚室に来い。」
とささやかれた。
潤には、聞こえてなかった。
「高崎なんだって?」
「テスト頑張ろうって。
嘘をついた。

昼休み、視聴覚室に行った。
「おまえ、立場わかってる?
俺以外の男と一緒にいるとは、いい度胸だな。」

机に押し倒された。
キスされ、
服のボタンを外されて、首筋にキスしようとした瞬間、止まった。

「この間より、濃くなってる。」

『あっ、優さんの。』

「もういい。やめた。」
高崎くんは出て行った。


それ以来、高崎くんは何もして来なくなった。